オフィスが作業場に…
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昨日、打合せで田島さんの事務所を訪れた。
田島さんの事務所は青山の閑静な住宅街のオシャレなビルのB1にある。そのフロア全部が田島さんのオフィスだ。ビルの外階段を降りるとパティオがあって、そのパティオを囲む様にして3つの部屋がある。各部屋ともB1とは思えないほどとても明るい。
さすがにデザイン事務所らしく、デザイン、建築、写真関連の専門書や、過去の田島さんの作品(浜田省吾の作品はほんの一部です)が所狭しと並べられている。でもきちんと整理整頓されていて、いつ来ても「オシャレなオフィスだなぁ」と感心する。
だが、昨日は、そんなオシャレなオフィスが作業場へと変貌していた。
打合せ用の大きなデスクには資料や作品のコピーが散乱し、壁一面には展示することが決まった作品のカラーコピーが何十枚も貼られ、作品が入るのを待つ額の入ったダンボールが山済みにされていた。ゆったりとしていた田島さんの部屋も、ようやく通路が確保されている状態で、田島さんの趣味のギターも隅に追いやられ、ソファーにはブランケットが置かれていた。おそらく深夜の作業で一休みする為に使われているのだと思う。最近、田島さんからのメールが早朝の4時だったり、7時過ぎだったりするからだ。「たぶん昨日も徹夜だったんだろうな?」と頭を下げる思いでメールを開いている。

「田島さん、この部屋は浜田関連の作品や資料だけで埋まっているじゃないですかぁ」と言うと「いや、いや、クマさん、今はさすがに、他の仕事は出来ないですよ。『浜田島』だけで、もう手一杯ですから…ほんとに…」だって…。
田島さんの『浜田島』に対する想いの強さが伺える。
僕は「えっ!こんな作品もあったんですか?」とか「あの作品がこんなに変わったんですね」とか「これは貴重ですよね!」とか…驚くばかりだが、今はとにかく全貌が見えてくるまで、あと少しの時間を静かに待つことにしようと思う。

どうやら『浜田島』の会期が終わるまでは。あのオシャレでゆったりした空気感のオフィスは望めそうに無いようだ。

ROAD & SKY 岩熊信彦

Posted by 浜田島制作委員会
 
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